2011年9月21日水曜日

Givenchy + Frida Kahlo


宗教的な深化が特徴のGivenchy's colection
フリーダ・カーロをテーマとした作品群があります。

Mexicoに在住する日系人から「金閣寺」と呼ばれている
ウルトラバロック様式のカトリック教会が、
Mexico city郊外のテポソトランにあるのだけれど、
まさにそのグロッタみたいな教会装飾を思い出すディテールになっています。
グロッタというのは、ヨーロッパで中世以降に流行した、洞窟を貝殻で装飾する様式のことなのだけど、グロテスクと同じ意味合いを持つ、というのが、
Gvenchyにも、フリーダにも、Mexicoのウルトラバロックにも共通する要素。

あとは宗教性。
神に対する嘆願、ひねくれた執着、どこか遠い目線で俗的に(あるいはファッションとして)取り入れるという、コケティッシュな目線、
それがおそらくフリーダに強く共感性を持っているし、
Elineという一人の女子にも共通する点です。

更にはスカルやコルセット、背骨、子宮、フリーダを取り巻く要素が、
世にも美しい衣服として、
芸術に昇華されているのです。

RICCARDO TISCI のクリエイティヴィティの源について、
できればヴィジュアル化したものを見てみたい。
素晴らしいアーティストです。


by RICCARDO TISCI


photo by Eline

photo by Eline

Frida Kahlo "Moses"
これは私の論文の主題となった作品。
本当はとってもとっても小さなサイズの作品なの。

my legs 金閣寺にて。
教会の名前は忘れちゃった
テポソトランは車で1時間ちょっとだったかな?

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