2011年11月8日火曜日

Le Jeune Homme et la Mort, Yungman and The Deth


Le Jeune Homme et la Mort -  Yungman and Tha Deth
Marie-Agnès Gillot, Nicolas Le Riche

This is my most favorite ballet drama.
Nicolas playing "the core" of ballet I think.
The body and the spirit is energetic, decadent...beautiful.

若者:二コラ・ル・リシュ
若い女:死:マリ=アニエス・ジロ

ジャンコクトーが台本を書き、ローラン・プティが振り付けた、1946年初演の傑作です。
音楽はヨハン・セバスチャン・バッハの『パッサカリアとフーガ』。

「とある屋根裏部屋、若い男が独りで待っている。
そこに乙女が入ってくる。彼女こそが彼の不幸の原因なのだ。
彼は身を投げ出す。彼女は彼を押し戻す。彼は哀願する。
彼女は彼を侮辱し、嘲笑し、その場から立ち去る。彼は首を吊る。

部屋が消えていく。吊られている身体のみが残る。
屋根を伝って『死』が舞踏服で現れる。
仮面を外すとそれはあの乙女である。
そして、犠牲者の顔に仮面を被せる。

二人は一緒に屋根の向こうに歩み去る。

ジャン・コクトー」



稀代のエトワールたちが「若者」を 演じてきたけれど、私にとって二コラが頂点かもしれない。
彼以外の「若者」の解釈に、果たしてこれほどまで心がえぐられるかな。
「若い女」そして「死」のマリ=アニエス・ジロ!
彼女も歴代で一番かも。ハマりすぎ!
あのながーい長い足が、この世のものではないような「若い女」の超越的魅力をさらにひきたてているような気がしてくる。
マリがタバコを吸いだすところとか、最後、縄を指さして、両手をあげて走り去るところなんか、本当鳥肌が立つ。
あぁ、なんて美しくて恐ろしい女。 

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