2014年6月29日日曜日

英語が苦手で教科書を封印した私が、2年間で日常会話ができるようになったワケ

私は英語が苦手だった。
もともと国語の文法の授業が苦手で、今だに”助動詞”や”副詞”などという言葉の意味を理解していない。
中高の英語の授業では、「動詞、助動詞、副詞」など日本語の文法用語が教科書や黒板に踊り、中学1年生の秋頃からさっぱりついていけなくなってしまった。
子供の頃に英会話教室に通って会話を習っていたので、発音だけは残ったが、次第に英語が話せないのが恥ずかしくなって、ついに日本語でしか話さないことに決め込んだ。
大学では沢山留学生の友達ができたが、みんなとは初対面から日本語で話すことにした。相手も日本語留学に来ていた子ばかりで、私の日本語はとても喜ばれた。英語は全く上達しなかったが、他者の宗教や文化を尊重する為のグローバルな視点だけは身についた。
大学を卒業した3年ほど前から、日本語が全く話せない人と一対一で向き合わなければいけなくなり、どうしたって 英語を話さなければいけなくなった。
高校の教科書を開いてみたが、やっぱり頭に何もはいらず、こんな風に話すようになった。
①ひたすら相手の言葉を聞き、リスニング。
②普段の会話やSkypeチャットなどで、分からない単語があるとすぐに辞書をひく。
③単語を使ったフレーズや新しい言い回しは、すぐにオウム返しして自分の言葉として使ってみる。
④音楽や映画の言い回しを、会話ですぐに使ってみる。
最初の1〜2週間は電子辞書を駆使しても自己紹介と、好きな色や食べ物、家族のことしか話せなかったが、相手はいつも熱心に耳を傾けてくれて、私の間違いを全て許してくれた。
徐々にチャットや電話での会話も増え、赤ちゃんのように単語やフレーズを一語ずつ使いながら習得していった。

現在は簡単な日常会話、哲学や芸術など自分の専門分野の会話、接客英語、リスニング、簡単な通訳はできるようになった。
また、私の英語習得方法からは、以下の特徴が現れてきた。
①英文法は未だにさっぱり分かっていない。
②英語で意味を的確に掴んでいて会話で使えている単語を、日本語に言い換えることができない。
(新しく聞いた英単語の日本語の意味を知らなくても、会話ですぐに使えてしまう。)
③間違いを恐れていない。まず使ってみる。そして相手の会話をリスニングしながら、間違った用法を修正している。
④語彙力がない。専門外の英単語はあまり覚える機会がない。
→今度こそまじめに単語帳などで暗記してボキャブラリーを更に増やす必要がある。
⑤日本語で特に得意だった作文やエッセイの執筆がだんだんうまくいかなくなる。日本語の言い回しがすぐに出てこなくなった。反対に英語ならすぐに説明できることもある。

あんなに話せなかったのに、急にどうして!?とよく聞かれて、客観的にまとめてみました。
赤ちゃんみたいな英語ですが、コミュニケーションの幅はぐんと広がりました。
参考までに...

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